ペルシア語「سلام」の英語訳の真相|挨拶文化と使い分けの鉄則

ペルシア語「سلام」の英語訳の真相|挨拶文化と使い分けの鉄則にまつわる役立つ知識を分かりやすく発信ます。

中東挨拶マナー知っておくべき理由の筆頭として、イラン社会に深く根を張る規範文化「タアロフ(Ta'arof / تعارف)」の存在が挙げられます。現地特派員の手記や在テヘラン日本人商工関係者の証言によると、「中東での挨拶は単なる発声ではなく、相手を尊重するための儀礼的駆け引きそのものである」と口を揃えます。

例えば、現地の商談の場に足を踏み入れた際、最初の5分から10分間は本題に一切入らず、「お体の具合はいかがですか」「ご家族の皆様はご無事ですか」「道中疲れませんでしたか」といった執拗なまでの挨拶の応酬が繰り広げられます。このやり取りを英語に換意する際、アングロサクソン流の簡潔さを優先して「Hi, let's get down to business.」と切り出してしまえば、現地パートナーには「冷酷で無礼な人物」と受け取られかねません。

テヘランの現地調査において、ある日本人駐在員はこう述懐しています。「『サラム』と言った後、相手がこちらの健康を3回形式を変えて尋ねてきた時、最初は戸惑った。だがそれは、相手への敬意を示す儀礼の長さなのだ。英語で返す際も単に『I'm good』で流すのではなく、『Thank you for your warm welcome, I am deeply honored to be here』と儀礼的なクッションを挟むことが信頼獲得の分岐点となった」。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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