パスボールとは?暴投との違いや判定基準、失策との関係を徹底解剖
パスボールとは?暴投との違いや判定基準、失策との関係を徹底解剖についての疑問解決ガイドを徹底解説します。
ルール上は明確に規定されているように見えるパスボールですが、バックネット裏の放送席・記者席に詰める公式記録員にとっては、最も胃が痛む判定作業の一つです。
かつてNPBの公式記録員を務めた関係者の証言によると、「最も判断に迷うのは、捕手と投手のサイン違い(ピッチコムの誤操作やサインの見落とし)によって逆球が飛んできた瞬間」だといいます。直球を予測して外角に構えていた捕手の内角高めへ、150キロを超える剛速球やすっぽ抜けた変化球が突然飛び込んでくるケースです。
ミットをかすめて後逸した際、捕手が構えた位置とは正反対であっても、「プロの一流捕手なら反射的に反応して止められたのではないか」と見るか、「サイン違いという投球自体の乱れであり、予測不能なボールだった」と見るか。記録員室では瞬時のリプレイ検証が行われます。過去の球界インタビューにおいて、歴代の名捕手たちが自著や手記で明かした「捕手は投手の失投をストライクに見せ、暴投を止めて初めて一人前と評価される過酷なポジション」という言葉は、記録の白黒だけでは割り切れない現場の重圧を物語っています。