大腸がんの腰痛はどんな痛み?ぎっくり腰との違いと危険なサイン
大腸がんの腰痛はどんな痛み?ぎっくり腰との違いと危険なサインの真相や最新動向に迫る! 専門的な視点で紐解きます。
大腸がんが原因で生じる腰痛は、一般的な筋肉疲労や腰痛症とは痛みの性質が大きく異なります。患者が訴える症状として最も多いのは、「腰の奥深くが締め付けられるような重い鈍痛」や「ズキズキとした疼くような痛み」です。最大の特徴は、姿勢を変えたり横になって安静にしたりしても痛みが引かない点にあります。
大腸がんによって腰痛が引き起こされる主な原因は、主に3つのメカニズムに大別されます。
1つ目は「内臓体性反射(関連痛)」です。大腸に発生した腫瘍が周囲の組織を刺激すると、内臓の神経を伝わった刺激が脊髄で背中や腰の皮膚感覚神経と混ざり合い、脳が「腰が痛い」と錯覚を起こします。2つ目は「周囲組織への直接浸潤」です。がんが腸壁を突き破り、背中側にある後腹膜や神経叢、大腰筋へと広がると、物理的な圧迫と浸潤によって強い腰背部痛が生じます。そして3つ目は、血流を介してがん細胞が腰椎や骨盤へと広がる「骨転移」によるものです。