毛のない犬はなぜ誕生した?無毛種の真実と飼育・ケアのリアルを追う
毛のない犬はなぜ誕生した?無毛種の真実と飼育・ケアのリアルを追うの重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。
被毛という天然のプロテクターを持たない犬種と暮らす日常は、人間の赤ちゃんの肌を年中無休でケアすることに極めて近いです。
皮膚がむき出しになっているため、直射日光を浴びれば重度の日焼けや色素沈着、皮膚がんのリスクが跳ね上がります。春から秋の外出時は犬用日焼け止めクリームの塗布や、紫外線カット素材の薄手ウェアの着用が必須。また、皮脂の分泌が多く毛穴が詰まりやすいため、こまめな蒸しタオルケアや低刺激シャンプーによる入浴、その後のセラミド等による保湿スキンケアを怠ると、すぐに黒ずみやニキビのような皮膚炎を引き起こします。
さらに切実なのが徹底した室内の温湿度管理と防寒です。寒風を遮る毛がないため、日本の冬の寒さは彼らにとって生命の危機に直結します。真冬は暖房機器のフル稼働に加え、保温性の高いフリース服やインナーの重ね着が日常着となります。逆に夏場はエアコンによる冷えや冷風の直撃にも配慮が必要であり、光熱費を含めた環境整備のコストは通常の小型犬・中型犬を大きく上回ります。