勝てば官軍負ければ賊軍の真実!映画『十一人の賊軍』が暴く裏側

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この新発田藩の隠された悲劇に着目し、一念の熱量を持ってシナリオに昇華させたのが、東映株式会社を代表する伝説的脚本家・笠原和夫だ。『仁義なき戦い』や『日本暗殺秘録』など、暴力と権力の構造を骨太に描き続けてきた笠原は、昭和の時代に「官軍と賊軍の虚妄」を打ち破る規格外の時代劇原案を書き上げていた。

しかし、あまりにも反権力的なメッセージ性と、極悪非道な罪人たちを主人公に据えた泥臭いストーリーラインは、当時の映画会社の枠組みを超えており、長年にわたりお蔵入りを余儀なくされた。権力への強烈な猜疑心と、虐げられた者たちへの眼差し。笠原が遺稿に残した執念のような原稿は、日本映画界の奥深くに長らく眠り続けていたのである。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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