伝説のボカロPハチ=米津玄師の真実|名曲秘話と現在地を徹底解剖
伝説のボカロPハチ=米津玄師の真実|名曲秘話と現在地を徹底解剖に関する最新の話題を丁寧に解説いたします。
情報が錯綜するWeb上では、ハチ時代に関して一部の誤った解釈が流布しているケースが見受けられます。編集部が検証した代表的な盲点と真相は以下の通りです。
誤解①:「ハチはボカロ界隈を完全に見限ってJ-POPへ逃げた」
これは完全な誤謬です。2017年の『砂の惑星』発表時やその後のインタビューでも明言されている通り、ハチはボカロシーンを自らの「故郷」と位置づけています。同曲で描かれた荒野の描写は、衰退を揶揄したものではなく、「かつて自分たちが狂乱した砂場に、次の世代が新しい城を建ててみせろ」という極めて純度の高いエールでした。事実、この楽曲に触発された新たな世代のボカロP(Ayase、Kanaria、Chinozoら)が台頭し、現在へと続くボカロ再興のうねりを形成しました。
誤解②:「初期アルバムはすべて廃盤で入手不可能」
同人即売会等で手売りされていたインディーズ自主制作盤(『花束と水葬』の極初期自主制作版など)はプレミア化していますが、全国流通盤としての『花束と水葬』や2ndアルバム『OFFICIAL ORANGE』は現在でもリイシュー盤の購入や各種音楽ストリーミングサービスで容易に鑑賞可能です。