ブロックドPacの正体とは?Qrs脱落の判読法と看護対応を完全解説
ブロックドPacの正体とは?Qrs脱落の判読法と看護対応を完全解説についての最新情報をお届けします。
Q1:T波に潜り込んだ見えにくいP波を確実に捉えるコツはありますか?
A1:一番の近道は「直前の正常な心拍のT波」と「QRSが落ちた直前のT波」を並べて輪郭を重ね比べることです。ほんの少しでも頂点が尖っていたり、T波の後ろ足がなだらかにならず段差ができていれば、そこに異所性P'波が隠れています。また、II誘導だけでなく、P波の陽性・陰性が鋭利に反映されるV1誘導を同時に確認することが決定打になります。
Q2:Mobitz II型房室ブロックと本当に迷ったとき、どこを見れば安全ですか?
A2:脱落した拍動の前の「PP間隔」をメジャーやデバイダーで測ってください。Mobitz II型房室ブロックは洞結節のリズムが狂わないため、規則的な等間隔でP波が出たままQRSだけが落ちます。一方のブロックドPACは、正常な洞調律の予定位置よりも「明らかに前倒し」でP波が出現して落ちています。このタイミングのズレ(期外の性格)を確認できれば迷いは消えます。
Q3:ブロックドPACの根本治療としてカテーテルアブレーションを行うことはありますか?
A3:単発性の良性期外収縮に対してアブレーションを選択することは基本ありません。しかし、ブロックドPACが一日中頻発して薬物抵抗性の強い徐脈症状(失神や立ちくらみ)を来す場合や、そのPACが引き金となって難治性の心房頻拍や心房細動を誘発し続けている場合には、不整脈の発生起源となっている心房局所を焼灼するアブレーション治療が検討されます。