段田安則の現在と妻・向井薫との絆|名バイプレイヤーの素顔に迫る
段田安則の現在と妻・向井薫との絆|名バイプレイヤーの素顔に迫るにまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
ドラマ史に残る名キャラクターを次々と生み出してきたのも段田安則さんの大きな功績です。近年のテレビ出演において、視聴者の脳裏に最も強烈なインパクトを残した役柄といえば、2020年版『半沢直樹』で演じた東京中央銀行の紀本常務でしょう。
冷静沈着なエリートの仮面を被りながら、裏で政界と癒着し巨額融資の不正を操るフィクサー。終盤、半沢に徹底的に追い詰められ、プライドを粉々に打ち砕かれた瞬間に見せた表情の歪みと土下座の迫力は、放送当時のSNSトレンドを席巻しました。表面的な怒鳴り声に頼らず、目の動きや喉の渇きひとつで人間の業を表現する技術は圧巻の一言でした。
さらに記憶に新しいのが、大河ドラマ『光る君へ』における最高権力者・藤原兼家役です。一族の栄華のために我が子すら駒として冷徹に配置する凄みから、晩年に認知症を患い狂気と衰えの狭間で息を引き取るまでのグラデーションは、まさに名優の真骨頂。「段田兼家の退場によって画面の重厚感がガラリと変わった」と多くのドラマ批評家からも絶賛されました。また、朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では厳格ながらも家族を深く愛する雉真千吉役を務め、涙を誘ったことも記憶に新しいところです。