多汗症は自力で治せるか?皮膚科学が明かす汗の暴走を止める新常識
多汗症は自力で治せるか?皮膚科学が明かす汗の暴走を止める新常識の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
セルフケアで確かな手応えを得たい場合、成分の見極めが成否を分ける。最も実績があり皮膚科学的にも推奨されるのが「塩化アルミニウム」を主成分とする外用制汗剤だ。
塩化アルミニウムは汗腺内の水分と反応し、角質層に水酸化アルミニウムの物理的な栓(プラグ)を形成する。これにより、エクリン汗腺の出口を塞いで物理的に汗をせき止める。夜の就寝前に清潔な肌へ塗布し、朝に洗い流すというサイクルを数週間継続することで、劇的に発汗量が落ち着くケースは珍しくない。
内面からのアプローチとしては漢方薬の選択肢も存在する。過剰な緊張や自律神経の昂ぶりを和らげる「柴胡加竜骨牡蛎湯」や、水分代謝の乱れを整える「防已黄耆湯」などが代表的だ。体質や証(しょう)に合わせて取り入れることで、精神的プレッシャーによる突発的な発汗を底上げ的に緩和する効果が期待できる。