日本の水族館から消える?追跡・絶滅危惧種ラッコの危機と最前線
日本の水族館から消える?追跡・絶滅危惧種ラッコの危機と最前線の重要なポイントについて、専門知識を取りまとめてご紹介します。
国際社会も手をこまねいているわけではない。現在、絶滅危惧種 (Endangered Species)として指定を行っているIUCN (国際自然保護連合)や、世界規模で保全プロジェクトを展開するWWF (世界自然保護基金)を中心に、懸命な保全活動が続けられている。
海洋保護・環境保全業界では、単一の種を守るアプローチから、生息域全体をネットワーク状に保護する「海洋保護区(MPA)」の拡大へと舵を切った。アラスカ沿岸やカリフォルニア沖では、市民科学者と専門家が連携した定常的な個体数調査や、傷ついた個体の救護・野生復帰ネットワークが構築され、少しずつではあるが再生への道筋が探られている。