砲金と真鍮の違いとは?成分・買取価格・見分け方をプロが徹底比較
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成分が異なる両者は、得意とする使用環境や加工方法も大きく分かれます。
砲金の真骨頂は、圧倒的な耐食性と耐摩耗性です。海水や薬品に触れても錆びにくく、長期間の水流や高圧摩擦にも耐え抜く強靭さを誇ります。そのため、水道メーターの本体ケース、給水用バルブ、船舶のプロペラ軸受、ポンプのインペラ(羽根車)といった「水回りの重要インフラ部材」に独占的に採用されています。比重は約8.7〜8.8 g/cm³と重厚感があり、鋳造(溶かして型に流し込む製法)に適した特性を持ちます。
一方、真鍮の最大の強みは加工性・切削性の高さと美しい装飾性です。亜鉛を配合することで展延性が増し、切削工具で削りやすく、複雑なプレス加工や曲げ加工も容易に行えます。少量の鉛を添加した「快削黄銅」は精密機械の微小ネジや端子金具の定番材料です。さらに、管楽器(トランペットやサックス)、ドアノブ、インテリア金物、ファスナー、五円硬貨など、日用品から装飾品に至るまで圧倒的なシェアを占めています。比重は約8.4〜8.5 g/cm³と砲金に比べてわずかに軽量です。