蛾の幼虫の毒と危険種の見分け方!室内駆除と刺された時の対処法
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生活圏内で遭遇しやすく、人体に直接的な被害を及ぼす代表的な危険種は明確に絞られます。樹木や葉の形状、発生時期から蛾の幼虫の種類と見分け方を把握しておくことが、最大の防御策となります。
最警戒すべき筆頭がドクガ科に属するチャドクガです。体長は終令幼虫で約25mm、黒と黄色の斑模様に細かな毛が無数に生えています。主にツバキ科(ツバキ、サザンカ、チャノキ)に群生し、葉の裏にびっしりと並んで葉肉を食害します。チャドクガの幼虫被害の特徴は、幼虫の体表にある「毒針毛(どくしんもう)」にあります。長さ0.1〜0.2mmほどの微小な針が無数にあり、脱皮殻や死骸、さらには成虫にまで受け継がれます。知らずに剪定作業を行ったり、木の下を通りかかったりしただけで風に乗った毒針毛が付着し、激しい痒みと発疹に見舞われます。
次に注意が必要なのが、カキノキ、サクラ、ウメ、ケヤキなどの広葉樹に発生するイラガ(イラガ科)の幼虫です。通称「デンキムシ」とも呼ばれ、体長は20〜25mm程度。鮮やかな黄緑色で、ナメクジのように扁平な体躯に無数のトゲ(毒棘)が放射状に突き出しています。イラガの武器は「毒棘(どくきょく)」であり、触れた瞬間に電撃が走ったような激痛に襲われます。毒針毛のように空気中を飛散することはありませんが、葉の裏に潜んでいるため、庭木の手入れ中にうっかり触れてしまう事故が後を絶ちません。
そのほか、雑木林周辺や家庭菜園で遭遇するドクガ(ドクガ科)やタケノホソクロバ(マダラガ科)も有毒種です。一方で、巨大な体と鋭い尾角(おしりの角)を持つスズメガの幼虫や、尺取り歩きをするシャクトリムシ(シャクガの幼虫)は、異様な外見から猛毒を疑われがちですが、毒は一切持っていません。