マッカーサーと昭和天皇の歴史的写真|発禁騒動と服装格差の深層心理
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敗戦の混乱が色濃く残る東京・赤坂。1945年9月27日午前10時すぎ、昭和天皇を乗せた皇室専用車がアメリカ大使館の門をくぐりました。迎えたのは、日本占領の全権を握るGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)のトップ、ダグラス・マッカーサー陸軍元帥です。公式記録によると、この会談はGHQ側の呼び出しではなく、昭和天皇自身の強い希望によって実現したとされています。
当時、世界中が「日本の君主は戦争犯罪人として裁かれるのか」という一点に注目していました。昭和天皇は皇族や側近の懸念を押し切り、通訳の奥村勝蔵(外交官)のみを伴って敵将の本拠地へと乗り込んだのです。昭和天皇マッカーサー会談は、緊迫した空気のなか、大使館の応接室で約35分間にわたり極秘で行われました。
この歴史的会見の直前、別室で撮影されたのが例のツーショットです。撮影を担当したのは、米陸軍通信隊(Signal Corps)の写真班長ガイエタノ・ファイレース中尉でした。わずか3カットのみ撮影され、そのうちの1枚が歴史を永遠に変えることになります。