絵の具の白は作れる?混色できない理由と今すぐ試せる代用裏ワザ

絵の具の白は作れる?混色できない理由と今すぐ試せる代用裏ワザの疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。

色彩の混色には、テレビやスマートフォンのディスプレイのように光を重ねる「加法混色(RGB)」と、インクや塗料のように色材を重ねる「減法混色(CMY)」の2種類が存在します。

スマートフォンの画面など「光」の世界では、赤(Red)・緑(Green)・青(Blue)の光の三原色を均等に強めて重ねると、波長が統合されて眩しい「白色光」が生まれます。これに対して、絵の具や印刷インキの世界は「色材」による発色です。物体に当たった白色光のうち、特定の波長だけを顔料が吸収(減算)し、残った反射光を目が知覚しています。

シアン(藍)・マゼンタ(紅)・イエロー(黄)という絵の具の三原色を混ぜ合わせると、それぞれの顔料が互いの反射光を打ち消し合って吸収する波長域が広がります。その結果、目に戻ってくる光の量が減少し、混色を繰り返すほど明度が低下して黒や暗褐色へと変化していきます。「色を足して明るい白にする」という操作は、物理の法則上成り立ちません。

純粋な「白」を視覚的に得るためには、可視光線のすべての波長をほぼ均等に強く散乱・反射させる特殊な無機化合物(白顔料)が物理的に不可欠となります。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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