ブラッドアクセスとは?シャントとの違いや種類・日常管理の鉄則
ブラッドアクセスとは?シャントとの違いや種類・日常管理の鉄則の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
ブラッドアクセスとは?シャントとの違いや種類・日常管理の鉄則について見逃せない 事実を分かりやすい構成で解説いたします。
日本透析医学会のガイドラインに準拠し、患者の血管の太さ、性状、心機能、糖尿病などの基礎疾患の有無を総合的に評価して最適なアクセスが選定されます。それぞれの構造的特徴とメリット・デメリットを整理します。
種類構造・特徴メリットデメリット・リスク内シャント(AVF)
自己血管内シャント手首付近で自身の動脈と皮下の静脈を直接吻合する手法。国内透析患者の約90%が選択。感染リスクが極めて低く、長期開通率(耐用年数)が最も優れる。血管の発達に2〜4週間程度を要する。自身の血管が細い・脆い場合は造設困難。人工血管(AVG)
人工血管内シャントPTFEなどの人工血管を動脈と静脈の間に皮下トンネルを通して橋渡しする手法。自己静脈が細い・荒廃している場合でも作成可能。穿刺エリアが広い。AVFに比べ血栓閉塞や細菌感染のリスクが高く、定期的なメンテナンスが必要。動脈表在化深部を走る上腕動脈などを皮膚のすぐ下まで引き上げ、直接穿刺できるようにする手法。心臓への血流負荷(静脈還流量の増大)が少なく、重度の心不全患者にも適応可能。動脈を直接刺すため穿刺時の疼痛が強く、止血に時間と慎重な管理を要する。透析カテーテル留置首(内頚静脈)や太もも(大腿静脈)から右心房手前の太い中心静脈へカテーテルを留置。挿入直後から透析可能。緊急透析や血管が完全に枯渇したケースの救済策。血流感染症(カテーテル関連血流感染:CRBSI)や中心静脈狭窄のリスクが高い。