オイルショックでなぜ紙が消えた?1973年買い占めパニックの真相
オイルショックでなぜ紙が消えた?1973年買い占めパニックの真相とはどのようなものなのか? 背景や要点を整理してお届けします。
昭和史に残る買い占め騒動の決定的な引き金を引いたのは、1973年11月1日、大阪府豊中市・吹田市にまたがる千里ニュータウンの「ダイエー千里店」で発生した出来事でした。
当時、すでに10月下旬から関西エリアの口コミを中心に「紙が不足するらしい」という不穏な噂がささやかれていました。ダイエー千里店が通常価格での特売を実施したところ、開店前から数百人の主婦が長蛇の列を作り、開店と同時に売り場へ殺到。用意されていたトイレットペーパー数百パックは、わずか2時間足らずで完全に完売しました。
この異様な光景を新聞各社やテレビカメラが捉え、「紙が消えた」「主婦がパニック」と全国に大々的に報道。その映像を見た全国の消費者が「自分の街でも買えなくなるかもしれない」と一斉に近所のスーパーへ走ったことで、地域的な不安が一晩にして全国規模の熱狂的買い占めへと拡大していったのです。