果汁ゼロの衝撃!栃木レモン牛乳が愛され続ける謎とヒットの理由
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商品名に「レモン」と冠しながら、実は本ものの果汁が1滴も入っていない。この事実を知った時、誰もが少し首をかしげるはずだ。牛乳にレモン果汁を加えると、酸の作用で無残に固まってしまう。そこで、無果汁でありながらレモンの香気と黄色い着色で爽やかさを演出する独自の製法が生み出されたのだ。
歴史を紐解くと、このドリンクの原点は昭和20年代にさかのぼる。当時は関東乳業という地元企業が「関東レモン牛乳」として販売を開始した。戦後の貴重な甘味として子どもたちを魅了したものの、2004年に同社は廃業。看板商品の歴史はここで途絶えるかに思われた。
だが、地元で親しまれた味の消滅を惜しむ声が殺到する。その熱い思いを受け継いだのが栃木乳業株式会社だった。同社は製造技術を継承し、関東・栃木レモンの名称で復活を果たした。まさに市民の情熱が絶望から救い出した奇跡の飲料なのだ。