相撲の廻しの下に下着はNg?力士が何も履かない衝撃の理由と伝統の真相
相撲の廻しの下に下着はNg?力士が何も履かない衝撃の理由と伝統の真相の詳細について、専門知識を詳しくお届けします。
「下着を履いていないなら、取組中に外れてしまわないのか」という不安を覚える方も多いはずです。しかし、関取(十両・幕内)が本場所で締める「締め込み(正絹製の本廻し)」は、極めて強固な物理構造を持っています。
締め込みの全長は約6メートル〜8メートル、幅は約70〜80センチに達し、これを縦に細長く何重にも折りたたんで使用します。重量だけでも4〜5キログラムにおよび、一般的な布帯とは比較にならない剛性を誇ります。
特に重要なのが、急所部分を保護する「前袋(まえぶくろ)」と呼ばれる特殊な仕組みです。前袋の内側には「芯材(厚手の和紙や綿布を何層も重ねた強固な芯)」が組み込まれており、まるで頑丈なカッププレートのように男性の急所を完全にガードします。これにより、相手の強烈な突っ張りや頭からの激突を受けても、直接的な衝撃が伝わらない設計になっています。
さらに、支度部屋での締め込み装着は、付け人や若手力士が2〜3人がかりで力いっぱい引っ張りながら、力士自身の腹圧を最大限にかけた状態で何重にも巻きつけます。息を吐ききった状態で限界まで固く結束するため、人間の力で引っ張った程度では微動だにしない驚異的な密着度が生まれるのです。