なぜ夢の国でパニックを起こすのか?笑顔の裏に潜む恐怖症の心理学
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こうした心理的拒絶反応は、近年のメディア環境によってさらに先鋭化している。かつては個人の心理的トラウマにとどまっていた恐怖体験が、デジタルメディアを介して集団的に補強される構造が出来上がっているのだ。
特に、海外で大ヒットを記録し社会現象となったホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』や、ゲームから実写映画化を果たした『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』のような作品は、着ぐるみやピエロといった親しみやすいキャラクターを惨劇の象徴へと塗り替えた。これらの作品が描く心理ホラーの手法は、視聴者の脳裏に着ぐるみに対する強烈な警戒心を刻み込む。さらに、NetflixやYouTubeなどの動画配信プラットフォームでは、ジャンプスケア(突然驚かせる手法)や不気味な着ぐるみを用いた都市伝説コンテンツが日常的に消費されている。アルゴリズムによって類似の恐怖動画がレコメンドされ続けることで、無意識のうちに恐怖の条件付けが強化されていくのだ。