プロが教える紅茶の美味しい淹れ方!渋みを出さない黄金法則

プロが教える紅茶の美味しい淹れ方!渋みを出さない黄金法則の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

紅茶を語る上で欠かせない現象が「ジャンピング」です。ガラス製ポットで熱湯を注ぐと、茶葉が一度底に沈んだ後、ゆっくりと水面へ浮き上がり、再び底へと沈む規則的な循環運動を繰り返します。

このジャンピングが起きる理由は、水中に豊富に含まれる「溶存酸素」の微細な気泡が茶葉の表面に無数に付着するためです。気泡の浮力によって茶葉が浮上し、水面で気泡が弾けると再び自重で沈降します。この自然な浮沈運動によって、ポット内に対流が発生し、茶葉同士が触れ合いながら均一に開いて成分がバランスよくお湯へと溶け出します。

水道水を汲み置きしたり、沸かし直したりした「酸素の抜けたお湯」を使うと、茶葉は底に沈んだまま動かなくなります。その結果、成分が偏って抽出され、香りの広がりに乏しい紅茶になってしまいます。ジャンピングは単なる視覚的演出ではなく、紅茶の香気成分と旨味を最大限に引き出すための物理現象です。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest