夏の雲の種類と危険なサイン|ゲリラ豪雨を見分ける防災気象ガイド
夏の雲の種類と危険なサイン|ゲリラ豪雨を見分ける防災気象ガイドの主要なニュースをコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
日常会話でよく使われる「入道雲」と、気象予報で耳にする「積乱雲」にはどのような違いがあるのでしょうか。結論から言えば、入道雲は見た目からつけられた通称(俗称)であり、積乱雲は学術的な正式名称です。
入道雲と呼ばれる雲の多くは、気象学的には「雄大積雲」またはそれがさらに成長した「積乱雲」を指しています。坊主頭(大入道)のように見えることからその名が定着しました。
では、真夏の空でこれらがどのようにして巨大な雷雲へと豹変するのか、そのメカニズムを順を追って確認してみましょう。
強い日射によって地表付近の空気が熱せられると、軽くなった空気は強い上昇気流を生み出します。湿った空気が上空へ昇ると冷やされ、水蒸気が凝結して小さな水滴(雲粒)となり「積雲」が生まれます。
上空に寒気が流れ込んでいるなど大気の状態が不安定な場合、水蒸気が凝結する際に放出する熱(潜熱)が浮力をさらに強め、上昇気流は秒速20〜30メートル(時速70〜100km以上)という凄まじいスピードに達します。これにより雲は垂直方向に急拡大し、雄大積雲から積乱雲へと一気に発達するのです。