陶芸・左官を極める「利き土」の正体|プロが教える性質見極め術
陶芸・左官を極める「利き土」の正体|プロが教える性質見極め術に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。
陶芸・左官を極める「利き土」の正体|プロが教える性質見極め術の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
土を扱う上で最も警戒すべき要素が「収縮」です。土は水分が蒸発する「乾燥収縮」と、高温で焼き締まる「焼成収縮」の2段階でサイズが小さくなります。以下の表は、一般的な陶土および左官壁土における標準値と、利き土を怠った際のリスクをまとめたデータです。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価陶芸用粘土の全収縮率乾燥5〜8% + 焼成6〜10%(合計11〜18%)標準粘土で約12〜13%前後収縮差による蓋物の噛み合わせ不良やヒビ割れを防ぐ基準値左官中塗り土の砂配合比容積比で土1に対し砂2〜3、スサ適量土:砂 = 1:2.5が基準粘土分過多によるクラックと、砂過多による強度不足の境界線試し焼き時の歪み許容値テストピース反り率 1.5%以内平坦度誤差 1.0mm以下耐火度が不足している原土のへたり・溶融リスクを早期排除
数値データが示す通り、土は成形時から焼き上がりまでに1割以上も小さくなります。特に大皿や壺、寸法の厳密な茶道具を制作する場合、この収縮率を1%単位で把握していなければ狙い通りの仕上がりを得ることは不可能です。