藤原道長の死因は糖尿病?『御堂関白記』が明かす壮絶な晩年と病魔の真相
藤原道長の死因は糖尿病?『御堂関白記』が明かす壮絶な晩年と病魔の真相に関する気になる情報を初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。
道長をさらに絶望へと突き落としたのが、進行する視力低下でした。あの有名な「望月の歌」を詠んだ寛仁2年(1018年)前後から、目の異常に関する記述が史料上で急増します。
『御堂関白記』には「目が見えず、人の顔が判別できない」「わずか数歩先の相手の正体すらわからない」といった深刻な告白が残されています。儀式や政務において相手の表情が読み取れないことは、宮廷政治の頂点に立つ道長にとって致命的なハンデキャップでした。
現代の医療専門家は、この視力障害を糖尿病性網膜症および併発した白内障によるものと分析しています。持続的な高血糖によって網膜の微小血管が破壊され、眼底出血や硝子体出血を繰り返していたと考えられます。きらびやかな平安王朝の頂点で、道長の世界は急速に暗闇へと閉ざされていきました。