毛沢東の秘書・李鋭が遺した極秘日記の真相と歴史を揺るがす証言
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1959年夏。標高1000メートルを超える避暑地・廬山で開催された会議は、数千万人が餓死した大躍進政策の軌道修正を巡る運命の分岐点だった。そこで国防部長の彭徳懐が毛沢東に提出した諫言の書は、凄惨な路線闘争の火蓋を切ることになる。現場で毛沢東の傍らに控え、その言葉を書き留めていたのが李鋭だった。
李鋭が後に世に問うた『廬山会議実録』は、党内の密室で交わされた怒号、裏切り、そして卑屈な追従の全記録である。政策の破綻を直視するどころか、異論を唱える者を容赦なく「反党集団」として粛清していく過程が生々しく記述されている。毛沢東という絶対権力者が、いかにして猜疑心に苛まれ、同胞を破滅の淵へと追いやったのか。この一冊は、プロパガンダによって美化された歴史を内部から解体する破壊力を秘めていた。