龍馬暗殺の黒幕は新選組か?最新史料が暴く宿敵の知られざる真実

龍馬暗殺の黒幕は新選組か?最新史料が暴く宿敵の知られざる真実についての真相をお届けします。

思想の根幹において、新選組と坂本龍馬は対極の針路を取っていた。多摩の農民出身から剣一本で幕臣へと駆け上がった近藤勇や土方歳三にとって、徳川幕府への忠誠と「武士道」の体現こそが絶対的な正義だった。彼らにとって刀は自らの魂であり、揺らぐ幕藩体制の秩序を守るための唯一無二の武器だった。

一方、土佐郷士の出でありながら脱藩し、勝海舟の薫陶を受けた坂本龍馬は、武士という身分制そのものの限界をいち早く見抜いていた。彼が組織した海援隊は、軍事組織であると同時に日本初の商社として機能し、蒸気船を駆使した通商と経済力で日本を世界基準へ引き上げようと画策した。剣の力で時代を押し止めようとした新選組と、近代兵器と国際法(万国公法)を武器に開国を進めた海援隊。激突は、幕末という過渡期が生み出した必然のドラマだった。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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