伝説の歌姫・中森明菜の若い頃:昭和を揺るがした圧倒的存在感の正体
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彼女の伝説は、日本テレビ系のオーディション番組『スター誕生!』から始まった。実は一度や二度の挑戦で栄光を掴んだわけではない。1981年、三度目の挑戦となった本選で山口百恵の『夢先案内人』を歌い上げ、番組史上最高得点となる392点を叩き出した。
少女とは思えぬ深みのある低音と、すでに漂っていた独特の陰影。審査員たちに衝撃を与えたその歌唱力は、大手芸能事務所の研音とレコード会社のワーナー・パイオニアとの契約を引き寄せることとなる。翌1982年5月、『スローモーション』で待望のメジャーデビューを果たした。しかし、初期のポップで可憐なイメージ戦略は、彼女の内に秘められた本質的な凄みとまだ乖離していた。