ブースターケーブルの正しい繋ぎ方|赤黒の順番と危険なNg行動を解説
話題沸騰中の ブースターケーブルの正しい繋ぎ方|赤黒の順番と危険なNg行動を解説について、詳しいまとめをご紹介しています。
バッテリー上がりの救援において、最も事故が起きやすいのがケーブルの接続時です。ブースターケーブルの繋ぎ方は、「赤(故障車プラス)→ 赤(救援車プラス)→ 黒(救援車マイナス)→ 黒(故障車アース)」という4ステップの順番を厳格に守らなければなりません。現場のロードサービス隊員が徹底しているこの手順は、偶発的なショート(短絡)を極限まで防ぐために編み出された合理的な安全手順です。
作業を始める前に、まず両方の車両のエンジンを完全に停止させ、パーキングブレーキを引いてシフトレバーを「P(パーキング)」に入れます。ライトやエアコン、オーディオなどの電装品スイッチもすべてオフにしておきます。
ステップ1:故障車のプラス(+)端子に「赤」を接続
最初に手に取るのは赤いケーブルです。エンジンがかからない故障車のバッテリーにあるプラス端子(赤色のカバーが付いていることが多い)に、クリップをしっかりと挟み込みます。このとき、もう一方の赤い端子が車体の金属部分に触れないよう慎重に保持してください。
ステップ2:救援車のプラス(+)端子に「赤」を接続
赤いケーブルの反対側を、助けに来てくれた救援車のバッテリープラス端子に繋ぎます。これで両車のプラス端子同士が赤ケーブルで直結された状態になります。
ステップ3:救援車のマイナス(-)端子に「黒」を接続
次に黒いケーブルを手に取り、救援車のバッテリーのマイナス端子(黒色のカバーまたは端子むき出し)へ確実に噛ませます。
ステップ4:故障車の「エンジンの金属部(アース)」に「黒」を接続
最後の手順が最大の要所です。黒いケーブルのもう一方を、故障車のバッテリーのマイナス端子ではなく、バッテリーから離れた未塗装の金属フレームやエンジンブロックの金属フックに接続します。これが「ボディアース接続」と呼ばれる安全策です。
接続が完了したら、救援車のエンジンを始動し、オートマ車であればアクセルを軽く踏んで回転数を少し高め(2,000回転程度)に保ちます。1〜2分ほど電力を送り込んだ後、故障車のエンジンを始動させます。無事にエンジンがかかったら、電力を安定させるため数分間アイドリングを継続します。
外す手順は「完全な逆順」で行う
エンジンが始動した安堵感から、外す際に雑にケーブルを引き抜いて接触火花を散らすトラブルが多発しています。取り外しは、繋いだときと完全に逆の順序を辿る「黒(故障車アース)→ 黒(救援車−)→ 赤(救援車+)→ 赤(故障車+)」が鉄則です。
外したクリップ同士が接触したり、クリップが車体の金属部に触れたりすると、その瞬間に激しいショートが発生します。取り外したクリップは地面や金属に触れさせず、片手で確実に保持しながら一本ずつ回収してください。