原宿ストリートスナップがやばい?無断転載と悪質スカウトの罠を追う
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原宿のストリートスナップは、もともと世界に誇る日本のストリートカルチャーを築き上げた原動力でした。1990年代、フォトグラファーの青木正一氏が創刊した伝説的ファッション誌『FRUITS(フルーツ)』は、独自のレイヤードや個性的な着こなしを楽しむ原宿の若者たちをありのままに切り取り、世界のハイブランドデザイナーたちに多大な衝撃を与えました。
当時の裏原宿を中心とするスナップ文化には、撮る側と撮られる側の間に「互いのクリエイティビティへの敬意(リスペクト)」が存在していました。被写体はおしゃれを表現する主体であり、カメラマンは街のエネルギーを記録するアーカイブ担当者だったのです。
一方、現在のストリートスナップは、SNSアルゴリズムに消費される「刹那的なコンテンツ」へと変質してしまいました。被写体の個性に対するリスペクトよりも、「いかにサムネイルで引きつけ、再生数やフォロワー数を稼ぐか」というプラットフォーム経済の論理が優先された結果、かつての高潔なカルチャーは形骸化し、トラブルの温床へと姿を変えてしまったと言えます。