車の部位・パーツ名前完全図解|外装・内装の名称と修理見積もりガイド
車の部位・パーツ名前完全図解|外装・内装の名称と修理見積もりガイドの基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。
車の外装(エクステリア)は、走行風を受け流す空力性能、歩行者保護、キャビン(車室)の安全確保という3つの役割を果たすため、複雑に組み合わされたパネル類で構成されています。まずは車両の前方、側面、後方に分けて代表的なパーツの正式名称を把握しておきましょう。
1. フロント周りの主要部位
車の「顔」を形作るフロント周りは、走行中の飛び石や接触事故のリスクが最も高いエリアです。
- フロントバンパー:車両の最前線に位置する大型の保護パーツ。かつては金属製でしたが、現在は歩行者保護と軽量化のためPP(ポリプロピレン)などの樹脂製が主流です。
- フロントグリル(ラジエーターグリル):ヘッドライトの間にあるメッシュや格子状の開口部。エンジンルームへ外気を取り込み、ラジエーターを冷却します。
- ボンネット(エンジンフード):エンジンルーム上部を覆う開閉式の金属製(一部アルミやカーボン)カバー。
- ヘッドライトユニット:前照灯、ウインカー、デイライトが一体化した灯火類パーツ。近年はLED化やオートレベリング機構により高価格化しています。
2. サイド(側面)周りの主要部位
巻き込み事故や幅寄せ時の接触が多発するのがサイドエリアです。パネルごとの境界線を知ることが正確な状況把握への第一歩となります。
- フロントフェンダー:前輪のタイヤハウスをアーチ状に覆う外板パネル。操舵するタイヤが跳ね上げる泥や小石からボディを守ります。
- ドアパネル(フロントドア・リアドア):乗降用のドア外板。内側にはサイドインパクトビームと呼ばれる防護バーが内蔵されています。
- ロッカーパネル(サイドシル):ドアの下部に沿って前後に走る敷居のような細長い部位。車の剛性を支える骨格の一部であり、縁石への乗り上げで最も擦りやすい箇所です。
- リアフェンダー(クォーターパネル):後輪のタイヤハウス上部からCピラーへと連なる一体成型のパネル。フロントフェンダーと異なり、多くの車種でボディフレームと溶接されているため、交換作業が大掛かりになります。
- ピラー(A・B・Cピラー):屋根(ルーフ)を支える柱。フロントガラス横を「Aピラー」、前後ドアの間を「Bピラー(センターピラー)」、後部座席横またはリアガラス横を「Cピラー(大型車ではDピラーまで)」と呼びます。
3. リア(後方)周りの主要部位
バック駐車時の死角による追突・接触が多いエリアです。
- リアバンパー:車両最後尾を覆う樹脂製パーツ。後退時ソナーやバックカメラが埋め込まれているケースが一般的です。
- トランクリッド / テールゲート(バックドア):荷室を開閉するための蓋部分。セダンタイプでは「トランクリッド」、ハッチバックやミニバン、SUVのようにガラスごと上に跳ね上がるタイプは「テールゲート(バックドア)」と区別されます。
- リアコンビネーションランプ:テールランプ(尾灯)、ブレーキランプ、バックランプ、ウインカーが一体となった後部灯火類。