奈良は本当に地震が少ない?地盤の秘密と南海トラフのリスクを徹底検証

奈良は本当に地震が少ない?地盤の秘密と南海トラフのリスクを徹底検証に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

「日常的に揺れない地域」であることと、「巨大地震が発生しない地域」であることは全く同義ではありません。政府の地震調査研究推進本部が公開している主要活断層帯の評価では、奈良県下および隣接地域に極めて危険度の高い活断層が確認されています。

代表的な活断層が奈良盆地東縁断層帯です。奈良市から天理市、桜井市にかけて盆地の東縁を南北に走るこの断層帯は、全体が1つの区間として活動した場合、マグニチュード7.4前後の大地震を引き起こすと想定されています。30年以内の発生確率は「ほぼ0%から5%」と分類されていますが、日本の活断層確率の基準において「数%」という数値は、いつ活動してもおかしくない極めて高い危険度グループに属します。

さらに、大阪府との府県境に位置する生駒断層帯もM7クラスの直下型地震を起こすポテンシャルを秘めています。古文書の記録によれば、慶長元年(1596年)の慶長伏見地震(M7.0〜7.1)や、安政元年(1854年)の安政伊賀地震などでは、奈良県内でも寺社の倒壊や家屋全壊といった甚大な被害が発生しています。有感地震が少ない期間が長く続いているのは、地下の断層に歪み(エネルギー)が蓄積し続けている証拠でもあります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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