竹の種類と見分け方を徹底解説!なぜ庭に植えると危険?三大竹の真実

竹の種類と見分け方を徹底解説!なぜ庭に植えると危険?三大竹の真実とはどのようなものなのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

日本の野山や庭園で見かける大型の竹は、主にモウソウチク(孟宗竹)、マダケ(真竹)、ハチク(淡竹)の3種類に大別されます。林野庁の統計資料によると、国内の竹林面積の約7割をモウソウチク、約2割をマダケが占めており、この3種の特徴を把握するだけで国内の竹林の9割以上を判別できます。

見分ける際の最も確実なポイントは「幹の節にある環の数」です。モウソウチクは節の環が1本しかありませんが、マダケとハチクには環が2本あります。さらに、マダケは2本の環のうち上側が強く突出し、ハチクは環の隆起が平らで幹全体に白い粉を吹いたような落ち着いた質感を持つ点が見極めの決め手です。

竹の種類幹・節の特徴とサイズタケノコの時期・食味主な用途と性質モウソウチク(孟宗竹)節の環が1本。高さ15〜20m、太さ10〜20cmと国内最大級。3月下旬〜4月中旬。肉厚で柔らかく、えぐみがあるため丁寧な灰汁抜きが必要。食用タケノコ栽培、観賞用竹林(京都嵯峨野など)。材質は肉厚で硬い。マダケ(真竹)節の環が2本(上の環が突出)。高さ15〜20m、太さ10〜15cm。緑が鮮やか。5月中旬〜6月上旬。別名「苦竹」。やや苦味があるが歯ごたえが良く美味。弾力性に優れ竹細工、建築材、弓、工芸品に最も適した高級素材。ハチク(淡竹)節の環が2本(平らで目立たない)。高さ10〜15m、太さ3〜10cm。幹に白粉。4月下旬〜5月中旬。皮は赤紫〜淡褐色。アクが極めて少なく生に近い調理も可能。茶筅(ちゃせん)などの茶道具、細工物。耐寒性が比較的高く割裂性が良い。クロチク(黒竹)節の環が2本。高さ3〜5m、太さ2〜4cm。2年目以降に幹が漆黒に変化。5月頃。細いため食用としては一般的ではないが可食。坪庭、鉢植え、庭園のアクセント、ステッキや釣竿などの細工材。ヤダケ(矢竹)植物学上はササ類。高さ2〜4m、太さ1〜1.5cm。節が低く真っ直ぐ。5月〜6月。細く硬いため食用には不向き。古来より矢のシャフト材として利用。現代では生垣や防風目隠しに多用。

モウソウチクは元々中国原産とされ、江戸時代中期に薩摩藩などを経て日本全国に移植されました。その圧倒的な太さと重厚感から、京都・嵯峨野の竹林の小径や栃木の若竹の杜など、国内外の観光客を魅了する景観林の主役となっています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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