なぜ原敬は暗殺されたのか?教科書が語らない平民宰相の真相を徹底解説
なぜ原敬は暗殺されたのか?教科書が語らない平民宰相の真相を徹底解説についての真相をご紹介します。
原の政治生命を語る上で欠かせないのが、長州閥の巨頭・山県有朋との凄まじい鍔迫り合いだ。表向きは元老を立てて恭順の意を示しながら、立憲政友会の党勢を武器に、官僚機構や軍部の利権へ着実に楔を打ち込んでいった。
理想論だけでは権力を奪取できない現実を、原は骨の髄まで理解していた。地方へ鉄道を敷設し、港湾を整備することで党の集票基盤を強固にする我田引鉄の利益誘導。批判を浴びながらも国家財政を掌握し、長州閥が牛耳ってきた陸軍や内務省の人事にまで影響力を及ぼした。山県が原を「恐るべき男」と評しながらも、頼らざるを得なかった背景には、妥協と恫喝を絶妙に使い分ける原の冷徹な政権運営術があった。