二階堂ふみ『人間失格』濡れ場と鬼気迫る怪演の真相|小栗旬との撮影秘話
二階堂ふみ『人間失格』濡れ場と鬼気迫る怪演の真相|小栗旬との撮影秘話に関する注目トピックを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
『人間失格』での山崎富栄役を十全に味わうためには、二階堂ふみがこれまでに築き上げてきたキャリアの転換点を押さえておくことが欠かせません。彼女の凄みは、清純派から破滅的な悪女、コミカルな役柄までを完璧に乗りこなす変幻自在の演技レンジにあります。
ヴェネツィア国際映画祭で日本人初のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した『ヒミズ』(2012年)、浅野忠信との濃密な禁忌の関係を描き日本アカデミー賞優秀主演女優賞に輝いた『私の男』(2014年)、そして90年代の青春の倦怠と生々しさを描いた『リバーズ・エッジ』(2018年)。これら危険な情念と向き合い続けた表現の蓄積が、『人間失格 太宰治と3人の女たち』における山崎富栄という役柄で結晶化したと言えます。