溶連菌は大人もうつる?確率や熱なし喉の激痛・出勤停止の目安を解説
溶連菌は大人もうつる?確率や熱なし喉の激痛・出勤停止の目安を解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
大人が溶連菌にうつされた際、最も多くの人が困惑するのが「典型的な子供の症状パターンと異なる」という点です。子供の場合は38度〜39度を超える急な発熱、咽頭痛、イチゴ舌(舌に赤いブツブツができる)、全身の発疹などが目立ちます。しかし、大人の場合は「発熱がほとんどない(平熱〜37度台前半の微熱)にもかかわらず、唾を飲み込むのが困難なほどの喉の激痛」が前面に出る傾向があります。
これは大人が過去の感染経験によって部分的な免疫を持っているため、全身の炎症反応(高熱など)は抑えられるものの、局所である喉の粘膜で強い細菌増殖と炎症が起きるためです。大人の溶連菌感染における主な臨床的特徴は次の通りです。
- 激しい咽頭痛:水を飲むのも辛い鋭い痛みが続く。
- 咽頭・扁桃の所見:口の奥が真っ赤に腫れ上がり、扁桃に白い膿(膿栓)が付着する。
- 咳や鼻水が少ない:一般的なウイルス性風邪と異なり、咳や鼻汁などの上気道症状が目立たない。
- 頸部リンパ節の腫れ・圧痛:首のリンパ節がコリコリと腫れて押すと痛む。
- 全身倦怠感・頭痛:熱が高くなくても強いだるさや関節痛を伴う場合がある。
「熱がないから普通の喉風邪だろう」と自己診断して市販の総合感冒薬でやり過ごそうとすると、細菌が体内から排除されず、長期間にわたって周囲に菌を撒き散らし続ける原因となります。