ニキビを一日で治す方法は実在する?一晩で赤みを消す緊急処置と皮膚科治療

ニキビを一日で治す方法は実在する?一晩で赤みを消す緊急処置と皮膚科治療に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

ネット空間に蔓延する代表的な都市伝説について、皮膚科学的なファクトチェックを行います。

誤解1:「ニキビは潰して芯を出せば早く治る」という噂の真相
結論から言えば、セルフで潰す行為は最悪の悪化原因です。医療用の面皰圧出器は滅菌環境で垂直に微小な力をかけて皮脂を排出しますが、指や爪で潰すと周囲の組織を押し潰し、毛穴の壁(毛包壁)を破裂させて深部にアクネ菌や炎症性物質を撒き散らします。これにより炎症が一気に真皮深層へと波及し、生涯消えないクレーター跡を残す原因になります。

誤解2:「オロナイン軟膏を山盛りに塗れば一発で治る」という噂の真相
オロナインH軟膏の有効成分であるクロルヘキシジングルコン酸塩には優れた殺菌作用があります。しかし、基剤としてワセリンやオリーブ油などの油分が高濃度に含まれている点に注意が必要です。皮脂詰まりを起こしている毛穴に油性軟膏を大量に密閉塗布すると、アクネ菌にとって格好の栄養源となり、毛穴呼吸を妨げて翌朝の悪化を招くリスクが指摘されています。使用する場合は、少量を薄く塗るのが鉄則です。

誤解3:歯磨き粉やサロンパスを貼る民間療法
過去にSNSで流行した「歯磨き粉を塗る」「湿布薬を切って貼る」といった裏技は極めて危険です。メントールや高濃度のサリチル酸メチルによる刺激で接触性皮膚炎(かぶれ)を引き起こし、患部が赤黒くただれて火傷のような状態になるケースが多発しています。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest