シクラメンの花が終わったら放置厳禁!プロが明かす夏越しと再生の極意

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開花期を終えたシクラメンをそのまま放置すると、株は確実に衰弱の一途を辿ります。その背景には、植物生理学に基づいた「2つの明確な脅威」が存在しています。

第1の脅威は、受精と結実によるエネルギーの枯渇です。花弁が落ちた後の花茎を放置していると、先端の子房が丸く膨らみ、種子を作り始めます。植物にとって次世代へ種を残す行為は、葉を展開したり球根を維持するエネルギーの大半を消費する極めて過酷なプロセスです。本来なら来期のために球根(塊茎)へと蓄えられるべき炭水化物が種作りに奪い尽くされ、秋を迎える頃には球根がスカスカに萎縮してしまい、新芽を出す体力が完全に失われてしまいます。

第2の脅威は、病原菌による球根の腐敗、とりわけ灰色かび病(ボトリチス病)の集団感染です。萎れて変色した花がらや枯れた茎、黄色く変色した葉は、多湿な日本の春から梅雨期において糸状菌の温床となります。腐敗した茎を通じてカビ菌が球根の中心部(成長点)へと侵入すると、球根組織は内側からドロドロに溶け崩れ、不可逆的な死を迎えます。「シクラメンの花が終わったら即座にケアを始めるべき」と言われるのは、まさにこの致命的な感染と消耗を水際で食い止めるためです。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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