なぜ備中高松城は沈んだのか?水攻めの真相と清水宗治の義・現地検証
なぜ備中高松城は沈んだのか?水攻めの真相と清水宗治の義・現地検証について見逃せない 注意点を分かりやすく解説いたします。
激戦の舞台となった現地は現在、国指定史跡として整備され、備中高松城跡公園の見どころとして四季折々の表情を見せています。城郭そのものは破却されたため天守などの建造物はありませんが、本丸跡、二の丸跡、三の丸跡が土塁や水路で区切られ、往時の低湿地平城の縄張りを明瞭に留めています。
この公園を訪れる際、絶対に見逃せないのが「宗治蓮(むねはるばす)」です。昭和57年(1982年)、水攻めから400年の節目に行われた発掘調査の際、地下深くの泥炭層から約400年前の蓮の種子が発見されました。その種を発芽・育成させたところ、見事な薄紅色の花が開花したのです。清水宗治の命日を今に伝えるかのように咲くこの蓮は、生命の神秘と歴史のロマンを同時に体感できる奇跡の植物として全国から注目を集めています。
宗治蓮の見頃と現在の生育状況について、見頃のピークは例年6月下旬から7月中旬の早朝です。蓮の花は朝方に開き、午後には閉じてしまう性質があるため、美しい開花姿を写真に収めるなら午前7時から午前9時頃の訪問がベストです。泥の中から凛と立ち上がる大輪の花は、主君と城兵のために散った清水宗治の気高さを彷彿とさせ、訪れる多くの歴史ファンの心を揺さぶっています。
公園内には備中高松城跡資料館が併設されており、入館無料で城の構造模型や出土遺物、水攻め築堤の解説パネルを見学できます。館長やボランティアガイドによる解説は非常に丁寧で、水攻め堤防の断面や当時の合戦推移を立体的に理解することが可能です。