花咲かじいさんの本当の結末とは?愛犬シロの悲劇と隠された残酷な真相
花咲かじいさんの本当の結末とは?愛犬シロの悲劇と隠された残酷な真相の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。
児童向け絵本では「意地悪爺さんも深く反省し、正直爺さんから情けをかけられて仲良く暮らしました」という穏便なハッピーエンドに差し替えられるケースが目立ちます。しかし、花咲かじいさんの本当は怖い原作を追跡すると、そこには反省や和解など一切介在しない、凄惨極まりない復讐劇が待っています。
江戸中期の赤本や、柳田國男が編纂した『日本昔話名彙』に採録された東北・北陸地方の昔話において、花咲かじいさんの意地悪爺さんの結末は苛烈を極めます。殿様の目に灰が入った瞬間、大名警護の武士たちによって「無礼者」として即座に引き据えられ、以下のいずれかの最期を遂げます。
ある東北のバリエーションでは、武士たちに袋叩きにされた隣人は、這々の体で泥溝に逃げ込んだものの、傷口から破傷風を発症して野たれ死にするという生々しい記録も残されています。情け容赦のない処罰こそが、当時の農民にとっての「完全な勧善懲悪」であり、溜飲を下げるための不可欠なカタルシスだったのです。