倉敷国際ホテル選ばれる理由と評判!美観地区隣接の真価と宿泊前の全知識
倉敷国際ホテル選ばれる理由と評判!美観地区隣接の真価と宿泊前の全知識にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
倉敷国際ホテルを語る上で欠かせないのが、日本の近代建築史に名を刻む建築家・浦辺鎮太郎(うらべ しずたろう)の手による建築美です。倉敷市庁舎や大原美術館分館などを手掛け、倉敷の都市景観形成に決定的な役割を果たした浦辺は、このホテルを設計するにあたり「美観地区の景観と近代ホテルの機能性との融合」を極限まで追求しました。
敷地を囲むなまこ壁を模したタイル貼りの外観、倉敷の伝統的な蔵の佇まいを現代的に再解釈したプロポーションは、日本建築学会賞を受賞するなど建築界からも極めて高い評価を獲得しています。街並みに威圧感を与えることなく溶け込みながらも、確固たる品格を漂わせる佇まいは、半世紀以上の時を経ても色褪せることがありません。
そして、吹き抜けの開放的なメインロビーに足を踏み入れた瞬間、誰もが息を呑むのが世界的版画家・棟方志功による巨大木版画『大世界の柵「乾」 - 坤(けんこん)』です。高さ約1.7メートル、幅約12.8メートルに及ぶこの大作は、棟方が同ホテルのために現地に滞在しながら制作した、世界最大級の木版画レリーフとして知られています。
力強く躍動する神々の姿と圧倒的な墨のエネルギーは、ロビー全体を神聖なギャラリーへと昇華させています。朝の柔らかな光が差し込む時間帯、木肌の陰影が際立つこの作品の前に立ち止まるだけで、一級の美術鑑賞体験が得られる設計となっています。