なぜ武田鉄矢『母に捧げるバラード』は令和の若者に刺さる?伝説の怒号の真相

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今でこそ、ヒップホップのポエトリーリーディングや語り主体の楽曲は珍しくない。だが、1970年代の日本の音楽シーンにおいて、楽曲の大半を「説教の再現」で突っ切る手法は暴挙に近かった。

武田鉄矢は歌わなかった。叫び、語り、嘲笑し、そして咽び泣いた。長髪を振り乱しながらステージ上で客を睨みつけ、母親の説教を再現するパフォーマンス。それは美しく装飾された歌謡曲へのアンチテーゼであり、聴き手の胸ぐらを掴んで引きずり込むような圧倒的なリアリティを誇っていた。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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