妊娠中の縮毛矯正は本当に危険?胎児への影響と注意点を産婦人科医が徹底解説
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施術を検討するうえで最も重要な要素が「妊娠週数」だ。妊娠初期(〜15週頃)は器官形成期にあたり、赤ちゃんの主要な器官が作られるきわめて繊細な時期である。同時に激しいつわりに苦しむ妊婦も多い。この時期の長時間の美容室滞在や強い薬品臭の吸引は、母体にとって大きなストレスとなるため、施術は絶対に避けるべき禁忌事項と言える。
最も安全とされるタイミングは、つわりが落ち着き母子ともに状態が安定する妊娠中期(16週〜27週頃)だ。ただし、妊娠後期(28週以降)に入ると、今度はお腹の大きさが負担となってくる。シャンプー台で長時間仰向けになると、巨大化した子宮が下大静脈を圧迫し、血圧低下やめまいを引き起こす「仰向け低血圧症候群」の危険が高まる。熟練した美容師のいるサロンでは、体を横に傾けるクッションを用意するなど、妊婦の体勢に配慮した施術体制が整えられている。