世界一周は何キロ?地球1周4万Kmの真実と飛行機・船の実際ルートを徹底解説
世界一周は何キロ?地球1周4万Kmの真実と飛行機・船の実際ルートを徹底解説について見逃せない 事実を分かりやすく解説いたします。
地球の物理的なサイズを正確に測定すると、赤道全周は40,075.017km、北極と南極を結ぶ子午線全周は40,007.864kmです。地球は自転による遠心力で赤道付近がわずかに膨らんだ回転楕円体(地球楕円体)の形状をしているため、東西に回るほうが南北に回るよりも約67km長くなります。一般に「地球1周は約4万キロ」と呼ばれる背景には、18世紀末のフランスで「北極点から赤道までの子午線距離の1,000万分の1」を「1メートル」と定義した歴史的経緯があります。
しかし、地理的な数字と「人間が旅として行う世界一周」の間には明確なギャップが存在します。国際的な公認機関では、単に地球を周回するだけでなく厳密な世界一周定義と基準を設けています。
- 国際航空連盟(FAI)の基準:全行程において同一方向(東回りまたは西回り)に進み、赤道を通過すること。さらに、出発地と対蹠点(地球の真裏)を結ぶ大圏コースの長さに相当する36,787.559km以上を移動すること。
- ギネス世界記録(人力・陸上移動など)の基準:赤道を通過し、対蹠点のペアを少なくとも1組通過すること。さらに、定められた総移動距離(自転車では通常28,970km以上の自走、徒歩では地球全周分以上の実歩行など)をクリアすること。
このように、単に経度を一周するだけでは公式な世界一周とは認められず、「赤道をまたぎ、対蹠点に匹敵するスケールを移動する」ことがグローバルスタンダードとなっています。