コウノドリと神奈川県立こども医療センターの真相!ロケ地と監修の裏側
コウノドリと神奈川県立こども医療センターの真相!ロケ地と監修の裏側を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
ネット上の情報空間には、ドラマのファン心理や断片的な噂話から派生したいくつかの誤解が定着してしまっています。医療ジャーナリズムの観点から、それらの誤解を正しく解きほぐしておきます。
第1の誤解は、「ドラマに出てくる聖ペルソナ総合医療センターは、神奈川県立こども医療センターの建物内で撮影された」というものです。先述の通り、実際のNICU病棟内でのドラマ撮影は衛生上・医療安全上、絶対に行われません。撮影は緑山スタジオの精巧な美術セット、および厚木市立病院などの協力エリアで行われました。神奈川県立こども医療センターが提供したのは、ロケ場所という「箱」ではなく、医療の魂という「中身」でした。
第2の誤解は、「作中の鴻鳥サクラ医師は、神奈川県立こども医療センターの医師がモデルである」という混同です。サクラのモデルは、関西弁とピアノを愛するりんくう総合医療センターの荻田和秀医師です。神奈川県立こども医療センターがモデルを提供したのは、主に「新生児科の今橋部長と白川医師」および「NICUで起きる極めてリアルな医療倫理の葛藤」です。産科と新生児科という、周産期を支える車の両輪が、それぞれ異なる名医の実践から着想を得ていた事実を知る人は多くありません。