1日は何秒?86,400秒の計算と「うるう秒廃止」の衝撃最新情報

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数学の計算上、1日は86,400秒ですが、地球物理学の観点に立つと話は変わってきます。実は、地球の自転速度は潮汐摩擦やマグマの流動、氷河の融解などによって微細に変動しており、厳密な1日の長さは日々ミリ秒単位でずれています。

この天文学的な自転に基づく「天文時(世界時・UT1)」と、セシウム原子の振動数をもとに刻まれる極めて精密な「国際原子時(TAI)」とのズレを調整するために導入されたのが「うるう秒(Leap Second)」でした。

かつては数年に一度、午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」という特別な1秒を挿入し、その日の長さを「86,401秒」にして調整していました。しかし、超高精度な時刻同期が求められる金融取引ネットワーク、クラウドインフラ、衛星測位システム(GPS)において、この1秒の補正がシステム障害や大規模通信エラーを引き起こすリスクとして問題視されるようになったのです。

国際度量衡総会(CGPM)の決議により、2035年までにうるう秒の運用を事実上廃止し、許容されるズレの幅を広げる方針が決定しています。地球の自転という自然現象に無理に合わせる時代から、デジタル社会の安定稼働を最優先する時代へと、標準時のあり方は大きな転換点を迎えています。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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