Wi-FiのAとGはどっちが正解?速度と電波が激変する違いを徹底解説

Wi-FiのAとGはどっちが正解?速度と電波が激変する違いを徹底解説についての真相を徹底解説します。

そもそも、なぜルーターのSSIDに「A」と「G」という文字が割り振られているのか。この表記の起源は、国内ネットワーク機器大手であるバッファロー(BUFFALO)をはじめとするメーカーが、米国電気電子学会(IEEE)が策定した国際的な無線LAN規格の名称から頭文字をとって区別したことにある。

「A」は主に5GHz(ギガヘルツ)帯を使用する規格群(黎明期のIEEE 802.11aから始まり、11n、11ac、11ax、11beなど)を指している。対して「G」は、古くから普及している2.4GHz帯を使用する規格(IEEE 802.11bや11g、そして2.4GHz対応の11n/axなど)を意味している。両者の違いを生み出しているのは、電波の「周波数の高さ」という物理現象そのものだ。

比較項目A(5GHz帯)G(2.4GHz帯)編集部の実務的評価使用周波数帯5GHz帯(5.15〜5.73GHz)2.4GHz帯(2.4〜2.484GHz)帯域幅の広さで5GHzが圧倒的有利実効通信速度の傾向極めて高速(300Mbps〜1Gbps超)中速〜低速(30Mbps〜150Mbps程度)近距離での速度差は3倍〜10倍に及ぶ障害物(壁・床)への耐性直進性が強く、遮蔽物で減衰しやすい回折性が高く、壁の奥まで回り込む部屋をまたぐ長距離通信は2.4GHzに軍配家電製品との電波干渉ほぼ皆無(専用帯域のためクリーン)非常に受けやすい(電子レンジ等)家庭内の突発的な回線切断はほぼGが原因推奨デバイス・用途PC、スマホ、PS5、4Kテレビ、ゲームスマート家電、離れた部屋の端末日常利用はAを基本線にするのが正解

物理的な波長を見ると、2.4GHzの電波は約12cmであるのに対し、5GHzの電波は約6cmと半分ほどの長さしかない。電波は波長が長いほど物質の裏側に回り込む「回折(かいせつ)」という現象を起こしやすく、波長が短いほど光のように真っ直ぐ進む直進性が強くなる。この違いが、「壁を透過しやすいG」と「遮るものがなければ超高速なA」という住み分けを生んでいる。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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