炭酸水のPh値で歯が溶けるのは本当?体への影響と噂の真相を徹底解説
炭酸水のPh値で歯が溶けるのは本当?体への影響と噂の真相を徹底解説について見逃せない 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
炭酸水の酸性度をめぐっては、化学的・生理学的な事実と異なる誤解が広く流布しています。正確な判断を下すために、代表的な2つの盲点を整理します。
第1の盲点は、「炭酸ガスの強さ(強炭酸)に比例してpH値がどこまでも下がるわけではない」という点です。気体の溶解度には物理的限界があり、市販の強炭酸水(ガス圧約5.0GV)であっても、微炭酸(ガス圧約2.0GV)であっても、pH値の差は0.2〜0.4程度にとどまります。ガス圧の強さよりも、「クエン酸や果汁が含まれているかどうか」のほうが酸性度を決定づける要因としてはるかに重要です。
第2の盲点は、「炭酸水を飲むと体内や血液が酸性化する」という俗説です。人体の血液pHは、肺の呼吸性調節と腎臓の代謝性調節によって「pH7.35〜7.45」の極めて狭い弱アルカリ性の範囲に厳密に保たれています。炭酸水を数リットル飲んだところで、胃酸(pH1.0〜2.0の強酸)で即座に中和され、血液が酸性に傾くような生化学的現象は絶対に起こり得ません。