なぜ濁る?ミョウバン結晶の作り方!巨大な正八面体に育てる黄金比率
なぜ濁る?ミョウバン結晶の作り方!巨大な正八面体に育てる黄金比率について分かりやすく解説いたします。詳細な分析をお届けします。
スーパーの乾物売り場やドラッグストアで手に入るミョウバンには、大きく分けて2つの種類が存在します。ここを取り違えると、どれほど丁寧に作業しても飽和水溶液の濃度が狂い、育成はスタート地点で破綻してしまいます。
一般に広く流通している「焼きミョウバン」は、生ミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム)を加熱して結晶水(分子内に含まれる水分)を強制的に飛ばした乾燥粉末です。生ミョウバンに対して約半分の質量で同等の成分濃度を持つため、レシピに書かれた指定を誤ると濃度が2倍近くに跳ね上がったり、逆に薄すぎて結晶が一切育たなくなったりします。
美しい正八面体を育てるための基準となる、水とミョウバンの配合バランスおよび性質の違いを以下のデータにまとめました。
実験プロの間で支持されるミョウバン飽和水溶液の黄金比率は、市販の焼きミョウバンを使用する場合、「精製水100mlに対して焼きミョウバン15g〜17g(60℃加熱時)」です。これ以上欲張って投入すると溶け残りが生じ、後述するろ過の手間を増やしてしまいます。