なぜ濁る?ミョウバン結晶の作り方!巨大な正八面体に育てる黄金比率

なぜ濁る?ミョウバン結晶の作り方!巨大な正八面体に育てる黄金比率についての疑問解決ガイドをお届けします。

スーパーの乾物売り場やドラッグストアで手に入るミョウバンには、大きく分けて2つの種類が存在します。ここを取り違えると、どれほど丁寧に作業しても飽和水溶液の濃度が狂い、育成はスタート地点で破綻してしまいます。

一般に広く流通している「焼きミョウバン」は、生ミョウバン(硫酸カリウムアルミニウム)を加熱して結晶水(分子内に含まれる水分)を強制的に飛ばした乾燥粉末です。生ミョウバンに対して約半分の質量で同等の成分濃度を持つため、レシピに書かれた指定を誤ると濃度が2倍近くに跳ね上がったり、逆に薄すぎて結晶が一切育たなくなったりします。

美しい正八面体を育てるための基準となる、水とミョウバンの配合バランスおよび性質の違いを以下のデータにまとめました。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価焼きミョウバン(乾燥)結晶水なし(お湯100mlに対し約15g〜18gで飽和)60℃温水で100mlあたり約15g最も入手しやすいが、水に溶ける速度が遅くダマになりやすい生ミョウバン(結晶)結晶水12個含有(お湯100mlに対し約25g〜28gで飽和)60℃温水で100mlあたり約25g薬局等で入手可能。溶解速度が速く実験の再現性が極めて高い溶解温度の適正値60℃〜70℃(沸騰水は熱衝撃による割れリスク増)50℃〜80℃程度高すぎると後工程の保温管理が困難になり白濁を誘発する推奨使用水精製水(コンタクト用・薬局販売)水道水(残留塩素・ミネラル含有)水道水中の微細不純物が核乱立の原因に。精製水で成功率激増

実験プロの間で支持されるミョウバン飽和水溶液の黄金比率は、市販の焼きミョウバンを使用する場合、「精製水100mlに対して焼きミョウバン15g〜17g(60℃加熱時)」です。これ以上欲張って投入すると溶け残りが生じ、後述するろ過の手間を増やしてしまいます。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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