王馬小吉の正体と5章の真相|嘘つき総統が遺した覚悟のメッセージ

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シリーズ屈指の難解かつ凄惨な事件となった第5章。王馬小吉の死亡理由は、工業用油圧プレス機によって全身を押し潰されたことによる圧殺でした。防犯カメラに映し出された映像には、プレス機に横たわる衣服の切れ端と、無慈悲に下降する機械の様子だけが記録されており、その凄惨な現場はプレイヤーに大きな衝撃を与えました。しかし、この凄惨な死の舞台裏には、首謀者の裏をかくための極限の心理戦と論理的パズルが仕組まれていました。

事態の発端は、春川魔姫が放った毒矢でした。王馬は致死性の毒に侵され、同時に百田解斗も毒矢を受けて瀕死の状態に陥ります。解毒薬は1本しか存在せず、このままでは春川が王馬を殺害した「クロ」として処刑されてしまう危機に直面しました。そこで王馬が即座に組み立てたのが、自らの命をチップにした「被害者特定不能の完全犯罪」です。

王馬は百田に唯一の解毒薬を飲ませて延命させ、自らは毒に冒されたまま油圧プレス機の中へ横たわりました。そして、プレス機のスイッチを操作するコードを百田に握らせ、機械が下降する途中で防犯カメラの通信をジャミング装置(エレクトハンマー)で遮断。カメラが再起動した時には、プレス機は完全に圧断を終えており、潰された肉体が王馬小吉なのか百田解斗なのか、外部からは一切判別がつかない状況を作り上げました。

この計画の真の狙いは、コロシアイを管理・審判するモノクマに「正解がわからない学級裁判」を開かせることでした。全知全能であるはずのゲームマスターが正解を誤れば、コロシアイのルールそのものが破綻し、ゲームは強制終了せざるを得なくなります。互いに反発し合っていた百田解斗が王馬の覚悟を受け入れ、エグイサル(人型兵器)の中に身を隠して裁判をかく乱することに同意した点も含め、まさに二人の意地と信念が結実した捨て身の反逆劇でした。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

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