メリヤス刺繍の図案で失敗しない法則|比率の罠と綺麗な刺し方
メリヤス刺繍の図案で失敗しない法則|比率の罠と綺麗な刺し方の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。
メリヤス刺繍は万能な装飾手法に見えますが、編み地の種類や求める仕上がりによって向き不向きがはっきりと分かれます。制作に着手する前の客観的な判断基準を提示します。
メリヤス刺繍を強く推奨できるケース
- 手編み作品の柄入れで失敗したくない方:編み込み模様(インターシャや編み込み)は糸の引きつれや渡り糸の処理が難度を高めますが、後から刺すメリヤス刺繍なら編み地をフラットに保ったまま失敗なく模様を入れられます。
- 手持ちの無地セーターを簡単におしゃれにリメイクしたい方:既製品のローゲージ〜ミドルゲージニットにワンポイントを加えるだけで、手軽に一点モノのオリジナルアイテムへ生まれ変わります。
- 靴下の踵や肘の擦り切れを補強・修復したい方:装飾だけでなく、薄くなった生地の補修(ダーニング)としても極めて高い実用性を発揮します。
慎重に検討すべき・別の手法を検討すべきケース
- 極薄手のファインゲージニットへの施工:ユニクロのエクストラファインメリノのような非常に細いハイゲージニットの場合、目が細かすぎて肉眼でのカウントが困難であり、目揃えの難度が極めて高くなります。
- 広範囲にわたる大判デザイン:刺繍した箇所は糸が二重になるため、編み地が厚く硬くなります。身頃全体に及ぶような大きな柄を入れると、ニット特有の柔らかなドレープ性や伸縮性が損なわれる恐れがあります。