「また日本か」の嘆きと冷静な分析……ノーベル賞発表の夜、ソウルで何が起きていたのか

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朝鮮日報や中央日報、ハンギョレといった韓国の主要紙は、ノーベル賞シーズンになると一斉に特集記事を組む。そこで強調されるのは、日本の「匠の精神」や、世代を超えて受け継がれる研究環境の存在だ。 記事の多くは、日本が明治維新以来、一貫して基礎科学の用語を自国語に翻訳し、知識の土台を築いてきた歴史に着目する。また、短期的な収益を求めず、30年、40年と成果の出ない研究を支え続ける企業の研究所や国立大学の風土を高く評価している。韓国のジャーナリズムは、自国の「パッパリ(早く早く)」文化と対比させることで、日本の息の長い研究スタイルがいかに強固であるかを客観的に浮き彫りにしているのだ。

佐々木 一輝

佐々木 一輝

ビジネス戦略アナリスト

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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